Jupiter Diary

フロリダ州ジュピターでのトロピカル生活記録

金曜日夕方6時半頃、プリントした紙を取りにロビーを通ったら、帰り支度をした Karenがセキュリティデスクの女性と話していた。「駐車場でウサギが車にあたったらしく、足を動かしているけれども起き上がれないらしい、どうしようかと思って」と言う。外をみると、駐車場に入ってくる道路に平たい物体が、、、と思ったら、足がぴょこぴょこ動いた。あらら、、、これは放っておく訳にはいかないね、と、段ボール箱とタオルを調達して、Karenと一緒に外へ出た。タオルで包むようにして箱のフタにのせて、日陰の芝生の上にうつした。外傷はないけれども、内臓の打撲かもしれない。自力で起き上がる事はできないようだ。
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さあ、どうしよう、野生動物の保護だからと、思いついたのは Bush Wildlife Sanctuary。Karenが電話したけれど、4時半に閉園していた。「じゃあ警察は?」と言ったら、「何にもしてくれないわよ」とKaren。でもどこに連絡すればいいかは教えてくれるかもと、とにかく電話してみた。そうしたら、なんとパトカーの警官がきてくれるという。まずはよかった。

しばらくして警官が到着した。事情を説明すると、自分からもう一度 Bush Wildlifeに電話してみるといってくれた。でもやっぱり、「時間外だから明日の朝まで無理」ということだったので、Karenが自分の家に連れて行って明日の朝連れて行くと準備を始めたら、なんとその警官に、「ボランティアに連絡がついたから引き取りに行く」 と連絡が入った。やった〜。警官はまだ留まっていて、ボランティアの人と電話で連絡をとって、場所と到着時間の確認までやってくれた上で、「じゃあ、自分は行くけれども、もうすぐくるはずだから」と去って行った。やるな〜、Jupiter Police!

10分くらいして、救急車のような車が到着した。すごいな、動物レスキュー用専用車だ。屋根にライトまでついてる。
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車から降りてきた Ed はウサギの首や足をささっとさわって、「Not too bad」だという。ウサギはショック状態になると比較的すぐ死んでしまう動物なんだそうだ。でもこのウサギは、背骨も大丈夫そうだし、もしかしたら動けなくなってから日向に横たわっていたせいで脱水状態なだけかもしれないという。そして車からもってきたのは、なんと生理的食塩水の点滴だ。背中の皮下に針をさしてウサギの点滴開始。ちょっと明るい兆しに、あとから出てきたS子さんに、生理的食塩水の組成、浸透圧を質問するくらい余裕の雰囲気になった。
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引き取りの書類を書いて、Karenはウサギを Max と命名した。専用ケージにウサギを移して助手席の足元において、出発準備完了。ボランティアの Ed にお礼を言って、握手して、みんなで車に手を振って見送った。Bush Wildlife には治療施設があるから、このウサギはもしかしたら助かるかもしれない。
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それにしても、警察がウサギの為にやって来てくれて、ボランティアが傷ついた動物の引き取りにきてくれる、この平和な町 Jupiter に感謝!な、金曜日のハッピーな締めくくりの出来事だった。
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コメント

野うさぎ、可愛い〜。
ホント、誰も彼も親切で優しい皆んながいてくれて、ラッキーなウサちゃんだねえ。うちも母親からはぐれた(捨てられた?)赤ちゃんアライグマの兄弟見つけて、レスキューに電話したら「捕獲済みでなければ引き取れない」と言われ、ご近所さん総出でやっと捕獲してピックに来て貰った事あります。ジュピターの皆さん、やるねー。引っ越そうかしら、とマジで考えた。

後日談

ウサギにぶつかった車は金曜日にセミナーに来たノーベル賞受賞者か?と話していたのですが、もしかしたらウサギはボブキャットに狩られ損なったのかもしれないという事実が判明しました。玄関前のセキュリティカメラのまえを悠然とよぎるボブキャットの姿が映っていて、そのあとウサギが倒れていた方向に走って行ったとのこと。でも、だったらどうして食われなかったのか?!謎は謎のまま。。
ともあれ平和な街 Jupiterです。

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ようやく立ち上がったMax Planck Florida Instituteの電顕室の運営が仕事です。フロリダでの日々の研究、生活、そして海について綴ります。

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