Jupiter Diary

フロリダ州ジュピターでのトロピカル生活記録

6月始めから2週間半、顕微鏡学会にあわせて一時帰国した。仕事の前に、親と一緒の旅行で北海道と群馬に行った。
まずは実家の母とともに、旭川の親戚を訪ねた。久しぶりだからと従兄弟家族や叔母が集合してくれて楽しい時間を過ごすことが出来た。一族のお墓参りとおじさんのお見舞いをし、母も安心したようだ。
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叔母が車でまわってくれて、ちょっと道を間違えつつも到着した「就実の岡」と、美瑛の新名所?「青い池」。2泊3日の忙しい、かつ、大笑いし通しの旅立った。おばちゃん、ありがとう〜。
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そのあと一日空けて、今度はダーリン両親と弟と一緒に水上温泉へ。2日目には谷川岳のロープウェーに乗った。実は、ロープウェーだけでは景色のいい所へは行かれず、その先のリフトに乗らなくてはならなかった。高齢の親にはちょっとした冒険になったけれども、いい記念になった。高山植物が咲く山でいい空気を吸い、水上温泉のお湯でのんびりできた。
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今年の誕生日旅行は Blue Spring State Park に出かけた。ここもマナティーが集まる泉で、でも、3月末まではカヤックも含めて水のアクティビティはできない決まりになっているので、冬に行ってもいまひとつかなあと思っていた。が、最近、ライブカメラ映像で泉にまだマナティが集まっているのを発見したので、片道3時間ちょっとの北上ドライブを計画し、早起きして出発した。

ウェブサイトに「駐車場が一杯になることもある」という注意書きがあったのでどきどきしたけれども、雷雨の予報だったこともあるのか、10時前に到着したら普通に入れてやれやれだった。カヤックを借りて St John Riverに漕ぎ出すと、川幅が広くて水は茶色い。
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まずは泉が涌き出すところを目指した。泉の奥はカヤックは11時までしか入れないルールになっていた。ここはさすがに水は透明だけど、泳ぐ人も一杯で騒がしい。それでもちょっとだけ硫黄の香りが混じっているような泉の匂いを感じた。カヤックに乗ったマナティー監視員に聞いてみたら、今朝も4頭ほど泉にいたとのこと。もう出て行っちゃったんだね。昼に近くなって増えてくるスイマーをよけて引き返しながら、大きなガーが一杯いるのを眺めた。とにかく大きくて太ってる。人のそばでも平気で泳いでた。
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川の本流に戻って、上流に向かって漕いで行った。広い川で茶色い水はちょっとイメージと違うねえと言いつつ、混雑した感じが全くないので、のんびりくつろぎながら、おやつも食べながら進んだ。
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この日の行程でアリゲーターは5匹みた。大抵は少し遠くに目が出ているのを見つけたけど、1回は水の中層に浮いていて、そばにオールを入れた時に急に動いて驚かされた。こりゃ「たまゲーター」とダーリン。そして川岸にはサギが多い。ガッチャマンみたいなシルエットだねと言われてみると、確かに。
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途中の島の周りをぐるっと回るコースの途中で他のカヤッカーに、この方向に行くとコーナーの所でマナティーが補食してると教えてもらった。最初に通り過ぎた時は分からなかったんだけれども、引き返して来たら、なんと、空中に出た水草をバリバリ食べてるマナティーに遭遇した。水草の下から顔を突き出すような格好で食べているから、草が盛り上がるのが見えて、むしゃむしゃ食べる音と呼吸する音がする。カヤックからの目線だとなかなかよく見えない。この写真は一回途中で川に出て来たところで、三頭いたのがわかった。一頭は子供だった。真ん中は大きい個体で母親だろう。右側はよくわからなかったけど、これも子供かもしれない。
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行っちゃうかなあと思って見ていたら、また水草の下に戻って行った。むしゃむしゃ音とともに、時々頭が水草の隙間からにゅっとでる。ビデオを撮っていたらサギが飛んで来た。なんとこのサギったら、丸太乗りみたいにマナティーに乗っていて、草のちぎれたのか何かを横からついばんでるっぽかった。頭いい。
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面白い生態を観察出来て、納得のカヤック時間だった。
Silver Springs State Park のメインゲートはキャンプ場から少し離れたところにある。公園の周辺はさびれていて、観光客向けのお店やレストランがある訳でもない。華やかではないけれども地元の公園という感じだ。
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駐車場に入って、左側が公園入り口で、カヤックレンタル、ツアーをやっているお店は右手の奥にある。公園の入場は大人一人$2だけれど、キャンパーは車の掛け札を見せれば入れる。クリスマスだから公園内の飾りつけが可愛い。
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この立派なアーケードの建物には、グラスボートツアーのチケット売り場、公園の展示、レストランとアイスクリームショップが並ぶ。ぶらぶらと散歩して、アイスクリームを食べてというのんびりした観光。
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この公園は、なんとその昔、ターザン映画の撮影が行われたところだそうで、そのときに放されて野性化したのが今の猿達だそうだ。それから、魔物 Gill Manっていうのが出てくる The Creatureという映画もあったそうな。
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朝、日が差し込む前の泉は確かに怖い感じもする。でも、水が綺麗すぎて、Gill Manが出てきそうじゃないなあ。
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朝一番のグラスボートツアーは10時からで、1人$11。キャプテン兼ガイドがずーっと語り続ける約30分の観光船だ。動物や植物の話、泉の地形などなど、盛りだくさんのお話で楽しいツアーだった。
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底から水が沸いている所は透明な水と白い石灰岩で、他の所は水草が群生している。一番深いメインの泉の所に3体の像が沈んでいて、それを見てから戻ってくる。
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のんびりした公園。もう少し家から近ければ素敵な散歩コースになりそうだね。
クリスマスキャンプには、カヤックが出来るState Park でキャンプをしようと計画していた。去年予約が大変だったので今年は10月くらいにチャックし始めたら、もう週末や休日は殆どのサイトが予約で一杯になっていた。それでもとにかく日にちを少しずらしたりして、ようやくSilver Spring State Parkのキャンプサイトを取ることが出来た。
到着してみたら、区画が広くて隣との距離が広くてとても良い所だった。サイトに水道と電源付きで1泊$24に手数料と税金はかなりお得だと思う。だからこそ予約競争が激しいのかもしれない。周りににぎやかなキャンパーもいなくて、静かで平和なキャンプになった。
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テントは奥の方に張れる。備え付けのグリルは使わずに、持ってきた小さいグリルで夕飯の支度。キャンプファイヤー用に薪を割ったりしていたら、車の方からコツンコツンばたばたと何度も何度も音がした。カーディナルのメスかな、サイドミラーに映った自分の姿をつついては突進して落っこちていた。何度やっても納得いかないようで、2泊ともずっとやってた。同じ個体だろうと思う。
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キャンプファイヤーの火を眺めてじーっとしていると、気持ちが静かになる。普段からストレス少ない生活していると思うけれど、それでもやっぱり蓄積するものがあるのかも。そういう固まりがだんだん燃えて消えていくような気がする。冷えていく夜に火の暖かさが心地よい。
横の茂みからガサガサと足音?が聞こえた。まさか、、とうとうSkank Ape 登場か?と一瞬期待しつつ、それにしては体重が軽そうな音だよなあと考えていたら、ダーリンも音を聞いて顔を上げた。音の方を向いたら、炎でシカのシルエットが見えた。ありゃ、、シカだよ、シカ。。。わざわざこんなにそばを通っていくなんてびっくりさせるなあ。
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早朝、テントから出て周りをちょっと走った。日の出すぐの林は美しい。
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キャンプの朝のコーヒーは、日本製のドリップコーヒーで贅沢に。本当に個別包装の技術がすばらしい。
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今回は、到着して設営して、2日目にカヤックにでかけて泊まって、翌日の昼にチェックアウトの2泊3日のキャンプ。ここだったらもう少し長くいて、何にもしない日をすごしてもいいかもしれない。
何かの記事を読んで以来、フロリダの広い湿地の何処かにスカンクエイプがいたっておかしくないんじゃない?と勝手に思っている。ダーリンは相手にもしてくれないし、もちろんテレビでよくやるビックフットを探せ!の企画はあまりにもやらせだと思う。でも多分、この湿地の雰囲気が、「もしかして、、」と妄想させるんだろう。そして、前に検索していて見つけて、いつか行ってみたいと思っていた Skunkape Headquartersをとうとう訪れた。キャンプ場のギフトショップになっていて、正面にある像はちょっとギャグっぽいけど、、、ここか!!!
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レビューにも書いてあったけれども、店内にはアリゲーター関係のお土産が多かった。でもスカンクエイプの足型や写真が飾ってあって、オリジナルシャツや小物も売っていた。記念にTシャツを買うためにレジに持っていった時に、そのおじさんにスカンクエイプを見たことある?と聞いてみたら、「自分はないけれど、今ここで自分と喋っていた男の弟がその写真を撮ったんだよ」という。え?え?え? 飾ってある写真を撮った人の兄さん???何だか急に話が現実っぽくなった。
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ホームページによると、写真を撮った Dave Shealy氏は、この近隣を中心に調査を継続していて、7−9頭のスカンクエイプが生息していると報告している。
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「彼はすぐ戻ってくると言っていたから、ちょっと待ってたら?」と言われて、巨大パイソンなどを見学しなから待っていた(本当はこの別室に入るのには入場料がいるようだったのに、ドアを開けて入れてくれたんだ。) 数分後、後ろのドアから入ってきた男性(兄さん)に、「あなたの弟さんが写真を撮ったんですってね」と声をかけてみた。が、その人は機嫌が悪かったのか、いきなりアジア人が質問したから警戒したのか、「仕事があるから話せない」、とさっさとお店の方に行ってしまった。私も、そっちが出口だったし、並んで歩いて出て行ったら、「何が聞きたいんだ?」という。「いえいえ、、ただ、スカンクエイプを見た人の家族だと聞いたので、お会いしたかったんです」と言ったら、一瞬にっこり笑って、また元の無愛想な顔に戻った。だから、Nice to see you と言ってお店を出、すでに車に戻っていたダーリンのところに帰った。様子からすると、私のレジをしてくれた人は近所のパートの従業員らしい。時間がきて、自転車で帰って行くところで、その彼に向かって兄さんは何かを怒鳴っていたから、もともと今日は機嫌が悪かったのかもしれない。

スカンクエイプ、、、今日の兄さんの警戒した目を見て、本当にいるんじゃないかとますます思えてきた。弟の調査や写真について、これまで色々聞かれたり、多分嘘つき呼ばわりされたりしたのかもな、、、と想像した。もし彼がおしゃべり好きだったら、営業トークみたいに聞こえちゃっただろう。 湿原のミステリー、スカンクエイプ!
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sunnystream

Author:sunnystream
ようやく立ち上がったMax Planck Florida Instituteの電顕室の運営が仕事です。フロリダでの日々の研究、生活、そして海について綴ります。

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